りんどうのマニアな図書室

田舎のおばさんが本を読んでぶつぶつ言っているブログです。書評中心ですが興味のない記事はスルーでお願いします。

【本】読ませるブログ~心をつかむ文章術

「読ませるブログ」はどこが違う?

ネットの世界にブログは1700万件あるといわれていますが

アクセスが集中するブログ、そうでないブログはどこが違うのでしょう?

そんな疑問にきっちり答えているのが本書です。



 第1章 ブログで世界がかわっていく

 第2章 不特定多数に発信する恍惚と不安

 第3章 はじめに「ブログの設計図」を考える

 第4章 「読ませるブログ」は書き出しで決まる!
 
 第5章 読者をひきつける文章テクニック

 第6章 楽しみながら、長く続けるコツ



6章から成る本書で、ぜひ読んでいただきたいのが第3章です。

この章の内容は

 ①誰に向けて情報を発信するか考える
 ②あらゆる人に同意されることを目指さない
 ③ユーモアを忘れない

特に私が参考にすべきと思ったのは


あらゆる人に同意されるのを目指さない

読んだ人のほとんどが同意するのは、使い古された正論

反対意見も出ないだろうけど、興味を持って読む人も出てこない。



では、ブログで自分らしい意見を書くにはどうしたらいいか



この疑問に著者は、はっきりと答えています。


もっとも簡単な方法は、自分の立場を明確にすること


「私は専業主婦の目線で」「私は田舎に住む人間のメッセージを伝える」

というように、自分のよって立つ基盤を明確にする。

そうすると、個性あるブログが書けるようになります。


文章を書くことこそ、思考力をつけ、社会や人間を見る目を養うと著者は説きます。

一味違う非凡なブログを目指す道こそ、非凡な視点を持つための近道だと、私は思います。


ステキなブログ運営のため、平凡な日常を面白く変える視点を手に入れるために、ぜひこの本をおすすめします。



読ませるブログ (ベスト新書)