胆石発作より痛いもの
この記事は、胆石発作事件の続きです
胆石発作・・・それは突然の腹痛から始まった! - りんどうのマニアな図書室
紹介状を携えて、大学病院へ向かった私たち。
この時点でもうダンナは、自力歩行ができなくなっているほど悪化していたの。
私はダンナを車イスに乗せて猛ダッシュ!
今思えば、あんなスピードで走らなくてもよかったけど、気が動転してたんだろうね。
ちょっとしたスプリンターなみに走る、走る。
「うりゃ~!受け付けはどこだ~!」
たどりついた時間外外来は、意外にすいていたから、一安心。
それに、前の病院の先生が連絡していてくれたおかげか、そんなに待たずに診察室に呼ばれたしね。
これで少しはラクになるかな~、と思いきや・・・
造影剤を投与するために、先生が注射針を刺そうとしたら
「いてててえ!痛い!」
いままで、静かに苦しんでいたダンナが叫びだしたのよ。
先生と看護師さんの話を聞いていると、ダンナは血管が細いタイプらしい。
おまけに、その細い血管が分厚い筋肉に埋もれていて、皮膚表面からは探しにくいそうなの。
で、やっと探した血管に、造血剤用の太めの注射針を刺したのが、相当痛かったみたい。
ダンナはゴリマッチョで、力は強いんだけど、意外な泣き所があるんだな。
よし、覚えとこ。て、いつ使うんだ~い。
この血管の細さに、毎度ダンナは泣かされていて
採血するとき、なかなか血管が出ないので、看護師さんから採血場所をバシバシ叩かれる。
注射の痛みより、そつちが痛いとか。
この大学病院で私も採血したことがあるんだけども
さすがに手練れの仕事、まったく痛くないんです。
あまりにも痛みなく血を抜かれたから、思わず
「蚊や。この人たち、蚊みたいだ~」
と、非常に失礼な感想を持ってしまったぐらい。
その手練れたちが苦労する、ダンナの血管恐るべし!
結局この日は、股関節付近の太い血管に刺して、事なきを得たみたいです。
ダンナはこの日から緊急入院することに。
どうなるダンナ!!