りんどうのマニアな図書室

田舎のおばさんが本を読んでぶつぶつ言っているブログです。書評中心ですが興味のない記事はスルーでお願いします。

運のいい人、悪い人。何が両者を分けるのだろうか【書評】運の管理学

「運」とはなにか?

 

著者は、運のことを「目には見えない情報を持ったエネルギー」と定義しています。

そして「運」にもさまざまな種類があり、自分が何に関心を持っているかで、手に入れる運が変わるそうです。

 

 

運の管理学 人生に「結果」をもたらす幸せの方程式 (講談社BIZ)

運の管理学 人生に「結果」をもたらす幸せの方程式 (講談社BIZ)

 

 ですから、何でもいいから「運」をよくしたいと思うのは間違いです。

どんな情報が欲しいのか、目的が明確にならないと開運することはできません。

 

第1章 「運」は大きく人生を左右する

第2章 「運」をよくする鍵は「脳」にある

第3章 「運」とは何かを知り、「運」を味方につける

第4章 人生の流れを変える法

第5章 「運」がよくなる環境づくり

第6章 「不運」のレベル別開運Q&A

 

以上の章から成る本書は、特に難しい事柄も目新しい事柄もなく(失礼!)

この手の本や風水が好きな方には、おなじみの内容と思われるでしょう。

 

しかし、「知っている」と「やっている」には天と地ほど隔たりがあります。

開運するには、「不用品の処分」と「掃除」とあらゆる本に書いてあり、正直言って私も「またか」と思いながら読んでいました。

 

けれども、ふと思い立って「不用品の処分」を始めてみると、なにか家の空気がすがすがしく感じられました。

暮らしていて、とても気持ちがいいのです。

すがすがしい気持ちで暮していると、イヤなことがあっても長くはヘコまずに済むようです。

これこそ本を読んでいるだけではわからない、身を持って体感したことでした。

 

本書には「運がよくなる毎日の行動習慣」の項目があります。

私も全部は実行できていませんが、一部を実行するだけでも毎日が好転するようです。

 

  • 部屋は整理整頓。ガラクタ、不用品は捨てる。
  • 明日着る服は前日の夜に決める(朝余裕が出るので、気分よく1日がスタートできます)
  • 体を温める
  • 毎朝お香をたく(これもオススメ)

本にはもっとリストアップされていますが、私が実行できているのはこのくらい。

 

本書の感想

  • 自分の目的を定める(なんでもいいから・・はダメ)
  • 身の回りはもちろん、思考も整理することの大事さ

 

結局、「開運」するとは「目的に合った準備」が「機会」に恵まれることじゃないか、そんな風に思わせてくれる本書でした。