りんどうのマニアな図書室

田舎のおばさんが本を読んでぶつぶつ言っているブログです。書評中心ですが興味のない記事はスルーでお願いします。

書評

「シャツ年齢」とは示唆に富む言葉だな【書評】大草直子の最愛リスト

スタイリスト、雑誌編集者として、数々の名品を目にしてきた著者が、自身の愛用品を紹介している本です。 大草直子の最愛リスト 服から雑貨まで62品 作者: 大草直子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/02/07 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 2人…

自分を決して壊れない機械のように扱わない【書評】今日もていねいに。

著者は「暮らしの手帖」編集長、松浦弥太郎氏です。 絵本で使われるようなやさしい言葉で、心の琴線にふれるエッセイを書かれる人です。 この本の中で、今の私にぴったりの一文がありました。 それは「自分のデザイン」というタイトルで書かれた章です。 今…

【書評】何もしないでお金持ちになる方法

「何もしないで」は話盛りすぎ。少なくとも貯金はしないといけません サブタイトルに「投資なんかやめなさい」とあります。 この本は投資をしないで資産形成する手法について書かれています。 何もしないでお金持ちになる方法 (THEORY BOOKS) 作者: 山崎隆 …

日本型格差とは?【書評】日本はなぜ貧しい人が多いのか

事実には基づかない思い込みをデータによって正そうとしているのが本書 ちょっと硬めの経済学の本です。 経済オンチの私としては、分かりやすそうな所から、ガジガジかじるように読んでいます。 新潮選書 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済…

不動産は「負動産」になるのか?【書評】文藝春秋2015冬号

「負動産」ってなんだ?! 本屋で立ち読みし面白くて購入したのがこの雑誌 サブタイトルに「日本最強論」とあって、日本の強みについて特集を組んでいます。 文藝春秋SPECIAL 2015年冬号 [雑誌] 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2014/11/26 メディア: Kin…

読んでもらえるブログとは?【書評】文章力の基本

読んでもらえるブログとは、さくさく読める文章で成り立っている 面白そうな記事タイトルに惹かれてクリックしたのはいいけれど 読むのを途中でやめてしまうブログってありませんか? 私が途中で読むのをあきらめてしまう記事には、ある特徴があります。 ①行…

この本はたとえ中途挫折しても読む価値がある【書評】高校生からわかる資本論

モノのように切り捨てられる労働者を見てマルクスは資本論を書いた 「働く人たちは単なるモノ扱いだ」と、マルクスが資本論を書いた時代を再現している現代日本。 マルクスの時代から140年も経っているというのに。 かつては一億総中流と言われ、日本の社…

2014年に読んで面白かった漫画を挙げてみるよ

今年も残りわずかとなったので、振り返り記事を書いてみることにします。 書評ブログとして出発したことをチラっと思い出したので、【2014年に読んで面白かった漫画】を挙げていきます。 漫画から遠ざかった社会人でも面白く読めそうな本をチョイスして…

なぜ日本的思考は変化に対応できないのか【書評】「超」入門失敗の本質

日本組織の問題点について果敢に取り組んだ本 本書は、名著「失敗の本質」をビジネスで役立てることを目的とした解説本です。 「失敗の本質」は、日本が70年前に経験した大東亜戦争時の日本軍の組織を分析した本です。 なぜ日本軍が負けたのかを、国力の差…

バカと利口のちがいはどこにある?【書評】バカが多いのには理由がある

「バカ」の定義 本書でいう「バカ」とは、ファスト思考(速い思考、いわゆる直感)しかできない人のこと。 人体に負荷がかかるスロー思考(遅い思考)を避けたがります。 たとえば 17×24= ? の暗算計算をしてみてください と問われて 珠算経験がない人…

【漫画 きょうは会社休みます】に見る高齢化問題

ドラマ化もされて話題になった漫画ですが、内容をご存じないかたにざっくり解説します この漫画、ダンナがゲオから借りてきたんです。 おそらくタイトルに惹かれて手に取ったと思われます。 日本のサラリーマンで「きょうは会社休みます」に惹かれない人って…

漫画かくかくしかじかで考える「作品を生み出すエネルギーとは?」

漫画家東村アキコの自叙伝的ストーリー 漫画家志望の主人公が、美大受験を志すところから物語は始まります。 かくかくしかじか 1 作者: 東村アキコ 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2012/07/25 メディア: コミック 購入: 5人 クリック: 87回 この商品を含む…

あなたの体質は食べた脂質で変わる【書評】自分の寿命を管理する本

私たちは口から摂取したものを栄養源として、体のすべての活動をまかなっています。 最新の研究の成果で、そのメカニズムが解明されてきています。 「ある食物の、どの栄養素が、どのように作用して、体にどんな効果をもたらしているか」ということがはっき…

さすが25万部売れているだけはある!【書評】文章力の基本

「文章力の基本」が身に付くと 読み手がたちまち味方になる! 評価がぐんぐん上がる! 文章を書くのが楽しくなる! このように著者は言い切ります。 文章力の基本 作者: 阿部紘久 出版社/メーカー: 日本実業出版社 発売日: 2009/07/24 メディア: 単行本(ソ…

【本】大工と鬼六と【映画】千と千尋の神隠し~名前をめぐる不思議な物語~

昔々、ある流れの早い川に、橋を架けることを依頼された大工がいました。 しかし、その川は人間の力では橋を架けることが不可能なほど、急な流れなのでした。 思案している大工の元へ、鬼が現れ 「おまえの目玉と引き換えに、おれが橋を架けてやろう」・・・…

【本】生きる悪知恵

今読んでいる本は、漫画家西原理恵子さんの「生きる悪知恵」です。 いや~、面白いのなんのって。 この本は、いろんな人の質問に西原さんが答える人生相談のような形式です。 なかなか難問ぞろいですぞ。 例えば・・・ Qある日突然カツラをかぶってきた上司…

「運」を動かすと書いて、運動と読む

運動しないと、ちょっとのことで落ち込みやすくなるよね 今読んでいる本「憂鬱でなければ、仕事じゃない」を読んでいて、一番目に止まったのが「週6日のジム通い」のくだり 憂鬱でなければ、仕事じゃない 作者: 見城徹,藤田晋 出版社/メーカー: 講談社 発売…

「感情の健康を保つ」ことを意識しないと、人生を棒に振る可能性があります

感情の健康度が低い人たち 「感情の健康だなんて、考えてみたこともないわ」そんな風に考える方もいらっしゃるでしょう。 でも、感情の健康を保つための努力を怠った人は、刑務所にたくさんいます。 生まれながらの悪人なんて、私はいないと思います。 みん…

思考の明晰さがなくなるのは、なんでもないある習慣にあった!

誰もがやるけど、とっても危険! 年を取ると、体力・記憶力も無くなりまりますが、集中して考え続けることも苦手になっちゃったような気がしません? これにはある「習慣」が大きく絡んでいるんですって。 それはね・・・・ 心にもないことを言うこと! 例え…

ボーダーを着る女は、95%もてない!って本当?!

「彼氏いたことないんです」という相談にくる女性のほとんどが着ていたのがボーダーだった 芸能界人気No.1占い師が見抜いた“運”のサイン111。ボーダーを着る女は、95%モテない! 作者: ゲッターズ飯田 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 2011/09/28…

たいていのダイエットが失敗する理由【本】超代謝ダイエット

たいていの人はダイエットするたびに太る 私たちは、太っている人が、「そんなに食べていないのに体重が減らない」というのを知っています。 彼らはうそを言っているわけではありません。 たいていの人は、ダイエットすると、実際にはもっと太ってしまうのが…

自分の書いたものを読んでもらう方法【本】伝わる・揺さぶる!文章を書く

内容がいいだけでは読んでもらえない 前回の記事に引き続いて、「伝わる・揺さぶる!文章を書く」の本を取り上げたいと思います。 伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書) 作者: 山田ズーニー 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2001/11 メディア: 新書 購…

【本】伝わる・揺さぶる!文章を書く

伝わる文章って、どんな文章だろう? 書くことは考えることだ。だから書くために必要なことを、自分の頭で 考える方法がわかれば、文章力は格段にアップする。 こんな書き出しで始まる本書は、片手間では読めない本だ。 簡単にわかった気になどさせてくれな…

【本】読ませるブログ~心をつかむ文章術

「読ませるブログ」はどこが違う? ネットの世界にブログは1700万件あるといわれていますがアクセスが集中するブログ、そうでないブログはどこが違うのでしょう?そんな疑問にきっちり答えているのが本書です。 第1章 ブログで世界がかわっていく 第2章 不…